大学別プロ野球選手輩出数一覧【東京六大学リーグ編】

現役プロ選手輩出数からみた
大学野球の新たな魅力とは?

現役プロ野球選手(NPB所属の育成選手含む)全12チーム921人の選手を対象に、大学出身選手とその学校について調査をした。
現在、NPBに所属する大学出身のプロ野球選手は388人となっており、全体の約42%を占めている。残りの約58%は、高校からプロ選手になるか、独立リーグや社会人リーグからプロ選手となっている日本人選手と、海外から移籍してきた外国人選手の数を合わせたものとなっている。

今回は、東京六大学野球リーグに加盟している大学が輩出したプロ野球選手と人数をご紹介する。

大学別現役プロ野球選手数


明治大学/22名


明治大学からは、22名の現役プロ野球選手を輩出している。
2位の亜細亜大学と5人の差をつけ、全国1位の現役プロ野球選手輩出数となっている。

2011年広島東洋カープからドラフト1位指名された野村祐輔選手や2016年中日ドラゴンズからドラフト1位で指名された柳裕也選手、2019年広島東洋カープからドラフト1位指名された森下暢仁選手など、チームの中心投手として投げている投手をドラフト1位として輩出している。

野手では、今年から横浜DeNAベイスターズの4番バッターとして首位打者争いを繰り広げる佐野恵太選手や、今年から阪神タイガースのキャプテンになった糸原健太選手、同じく阪神タイガースで2016年のルーキーイヤーに新人王を獲得した高山俊選手も明治大学出身選手である

▼その他の明治大学出身現役プロ野球選手はこちら
千葉ロッテマリーンズ       岡大海選手
千葉ロッテマリーンズ       菅野剛選手
東北楽天ゴールデンイーグルス   島内宏明選手
オリックスバッファローズ     山﨑福也選手
オリックスバッファローズ     福田周平選手
北海道日本ハムファイターズ    上原健太選手
阪神タイガース          坂本誠志郎選手
中日ドラゴンズ          阿部寿樹選手
東京ヤクルトスワローズ      星知弥選手
東京ヤクルトスワローズ      吉田大成選手
・・・他8選手

早稲田大学/15名


早稲田大学からは、15名の現役プロ野球選手を輩出している。
全国で3番目に多い現役プロ野球選手輩出数となっている。

早稲田大学出身の現役プロ野球選手といえば、投手と野手1人ずつ球界を代表するベテラン選手の存在がある。メジャーリーグでも活躍し、共に日本代表に選出されたことがある福岡ソフトバンクホークスの和田毅選手と東京ヤクルトスワローズの青木宣親選手だ。
彼らは現在も1軍の舞台でチームの大きな戦力として活躍している。他には投手では、日本ハムファイターズの有原航平選手や千葉ロッテマリーンズの小島和哉選手、今年楽天から読売ジャイアンツにトレード移籍し、大活躍の高梨雄平選手などがいる。

野手では、今季からキャプテンになった東北楽天ゴールデンイーグルスの茂木栄五郎選手や2018年にゴールデングラブ賞を獲得した千葉ロッテマリーンズの中村奨吾選手などがいる

▼その他の早稲田大学出身現役野球選手はこちら
福岡ソフトバンクホークス    大竹耕太郎選手
東北楽天ゴールデンイーグルス      福井優也選手
千葉ロッテマリーンズ      大谷智久選手
北海道日本ハムファイターズ   斎藤佑樹選手
北海道日本ハムファイターズ   石井一成選手
読売ジャイアンツ        重信慎之介選手
横浜DeNAベイスターズ     笠井嵩正選手
阪神タイガース           上本博紀選手

立教大学/7名


立教大学からは、7名の現役プロ野球選手を輩出している。
立教大学といえば、長嶋茂雄氏や西本幸雄氏、杉浦忠氏など野球殿堂入りまでしているような名選手も輩出している。

現役選手では、侍ジャパンにも選出された東北楽天ゴールデンイーグルスの田中和基選手や、力強い直球とチェンジアップが武器でセットアッパーとして期待されているオリックスバッファローズの澤田圭佑投手などがいる

▼その他の立教大学出身現役野球選手はこちら
埼玉西武ライオンズ     田村伊知郎選手
オリックスバファローズ   大城滉二選手
横浜DeNAベイスターズ    斎藤俊介選手
阪神タイガース       熊谷敬宥選手
東京ヤクルトスワローズ   松本直樹選手

法政大学/10名

法政大学からは、10名の現役プロ野球選手を輩出している。投手では、中継ぎとして活躍中の横浜DeNAベイスターズに所属する石田健太選手や三上朋也選手、今季不調の山崎康晃選手に代わりクローザーを勤めている三嶋一輝選手などがいる。

野手では、今季チーム4位タイの9本塁打を放っている東京ヤクルトスワローズの西浦直亨選手や、昨季ブレイクした読売ジャイアンツの若林晃弘選手などがいる。

また、今季広島東洋カープからドラフト2位指名を受けた宇草孔基選手や千葉ロッテマリーンズからドラフト5位指名を受けた福田光輝選手など、新しい選手もここ数年は出てきている。

▼その他の法政大学出身現役プロ野球選手はこちら
中日ドラゴンズ       木下拓也選手
東京ヤクルトスワローズ   荒木貴裕選手
東京ヤクルトスワローズ   中山翔太選手

慶應義塾大学/11名


慶應義塾大学からは、11名の現役プロ野球選手を輩出している。
全国で7番目に多い現役プロ野球選手輩出数となっている。

慶應義塾大学から昨年行われたドラフト会議で、中日ドラゴンズから4位指名の郡司裕也選手、東北楽天ゴールデンイーグルスからドラフト3位指名の津留崎大成選手、福岡ソフトバンクホークスからドラフト5位指名の柳町達選手、千葉ロッテマリーンズから育成2位指名の植田将大選手の計4選手の指名があった。

この他に4選手が過去5年以内に入団している選手であり、リーグ内で近年比較的入団する選手が多い傾向となっている。

▼その他の慶應義塾大学出身現役プロ野球選手はこちら
東北楽天ゴールデンイーグルス   岩見雅紀選手
北海道日本ハムファイターズ    横尾俊建選手
北海道日本ハムファイターズ    白村明弘選手
読売ジャイアンツ         山本泰寛選手
阪神タイガース          伊藤隼人選手
広島東洋カープ          矢崎拓也選手
中日ドラゴンズ          福谷浩司選手


東京大学/1名

東京大学出身の現役プロ野球選手は、北海道日本ハムファイターズの宮台康平選手のみの輩出となっている。

東京大学の過去の選手を見ても、プロ野球選手になった選手は史上6名となっており、1965年に大洋ホエールズの選手として活躍された新治伸治氏の通算勝利数9勝が東大卒選手の最多勝記録となっている。

また、新治伸治氏の勝ち星以来東大卒投手の勝利はないため、宮台選手の東大卒選手55年ぶりの勝利に期待がかかる。


最後に

古くから大学野球界を支えてきた東京六大学野球。OB選手を含め、これまで多くの東京六大学野球出身選手がプロの舞台で活躍してきている。

現役選手数を見ると、全体の数は66名とそこまで多くはないが、それは6チームしかいないからであって、1校あたりの平均現役プロ輩出数は11名となっており、他の大学野球リーグと比べても高い数値になっている。

また、毎年のようにプロ選手が複数人出ていて、リーグのレベルも高く、プロを目指す上での注目度の高さも十分にある。

複数リーグがある関東圏内で様々な選択肢があるが、大学野球の花形で自分の力を磨き、試しながらプロを目指していくのも選択肢としてとても魅力的ではないだろうか。

 

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